カット・トリミングと並んでよく使う編集が字幕の追加です。
この記事ではデフォルトの設定でできる字幕(テキスト)の編集についてと、字幕に使えるフォントの増やし方解説します。
テキストの編集方法
初めに字幕を動画に追加する方法についての解説です。
テキストオブジェクトの追加

テキストの追加をするにはタイムライン上で右クリック → メディアオブジェクトの追加
→ 「テキスト」を選択してテキストオブジェクトを追加します。
これで字幕を入れる準備が整いました。
AviUtlの編集ではレイヤー番号が大きいほど手前に表示されます。動画や図形とテキストを重ねた時に表示されない場合はレイヤーの位置を確認してみましょう。
以下でテキストオブジェクトの各種設定について説明します。
文字の大きさを変更

文字の大きさは設定ダイアログの「サイズ」の項目で変更します。
範囲は1~1000で設定でき、バーの移動では256までしか上げられないので、それ以上は直接数字を入力します。
フォントを選択

フォントは画像の位置で選択することができ、お使いのPCにインストールされているフォントを使用することができます。

いちいち一つずつフォントを見比べるのが面倒という場合はWordmarkというサイトを使うと、使用できるフォントをまとめて比較できます。
文字の色を変更

文字や後述の影・縁色の変更は、カラーパレット、RGB指定、スポイトなどを使用できます。
その他の設定
影・縁取り

文字にエフェクトをつけたい場合は赤枠の欄で影付き文字と縁取り文字を選択できます。
更に特殊なエフェクトを追加する場合はアニメーション効果を使用しましょう。
文字の寄せ方

テキストが2列以上の場合、画像のように文字の寄せ方を変更できます。
選択肢は横書き・縦書き、左揃え・中央揃え・右揃え、上・中・下(位置)の組み合わせで18通りあります。
字間・行間

字間・行間は文字通り、文字の間隔・行の間隔を変更する項目です。
数字を大きくすると間隔が広がり、小さくすると間隔が狭くなって文字が重なっていきます。
太字・斜体

太字・斜体も文字通り文字を太くする・斜めにする設定です。
BはBold、IはItalic の頭文字から来ています。
表示速度
表示速度はテキストの頭から1文字ずつ表示していくときの出現速度の設定です。
設定値がデフォルトの0.0で同時に表示、0.1より大きい値では数字が大きいほど表示速度が早くなります。
オブジェクトの長さを自動調節

表示速度を0.0以外に設定している状態で「オブジェクトの長さを自動調節」にチェックを入れると、タイムライン上のオブジェクトの長さが最後の文字が表示されるまでの長さに自動で調節されます。
自動スクロール
「自動スクロール」にチェックを入れると、テキストが左へスクロールしながら消えていくようになります。
文字ごとに個別オブジェクト

「文字ごとに個別オブジェクト」にチェックを入れると、テキストにエフェクトをかけた時にテキスト全体で1つのオブジェクトとみなす状態から、1文字ごとに別のオブジェクトとみなされるようになります。
画像では上がチェック無し、下がチェック有りの設定でアニメーション効果「震える」を適用しています。
上ではテキストが1列に並んで傾いていますが、下では文字がバラバラになっています。
フォントを追加する方法
続いてPCに新しいフォントを追加する方法についての説明です。
フォントの探し方
まずGoogleなどで使いたいフォントを探します。

たは無料フォントが大量に配布されているフォントフリーなどのサイトから探すのも便利です。
フォントのインストール

今回はこのロンドB(スクエア)というフォントの追加を例にして説明します。

このページの「ダウンロード」をクリックしてフォントファイルを取得します。

zipフォルダがダウンロードされるので、中身の「ronde_square」を展開します。

「Ronde-B_suquare.otf」をダブルクリックします。

このようなウィンドウが開いたら上のインストールをクリック。
これでPCに新たなフォントが追加されました。
AviUtlで追加されているか確認してみましょう。

このようにテキストオブジェクトのフォントメニューに「ロンド B スクエア」が追加されました。
おすすめのフォント
文字の形が特徴的で、動画の雰囲気を作りやすいおすすめのフォントを紹介します。
おすすめの漢字対応フォント

おすすめのアルファベットフォント

他のフォントでもほとんど同じような手順でインストールができるのでいろいろ探してお気に入りのフォントを見つけましょう!

以上で”字幕の追加とフォントの増やし方の解説”は終了です!
お疲れさまでした。良き編集ライフを!
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