画像・動画などの基本設定項目を一括紹介!設定ダイアログ【AviUtl】

AviUtl
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この記事ではAviUtlのオブジェクト(画像・音声など)を詳細に設定する「設定ダイアログ」について、各パラメータで何ができるのかを一通り紹介しています。

使ったことがないオブジェクトでもボタンの使い方がわかるようになります

設定ダイアログでできること

オブジェクトファイルごとにできる操作は異なってきますが、XYZの座標設定拡大率透明度回転の設定などはおおよそ共通して設定できる項目です。(画像形オブジェクト)

以下では直感的にわかりにくそうな項目を説明したいと思います。

画像ファイル

画像ファイルの設定項目は

  • XYZ座標
  • 拡大率
  • 透明度
  • 回転
  • 合成モード

以上の項目です。

合成モードとは画像がその下レイヤーにある色と干渉してどのように
色を変化させるかを指定する設定です。(デフォルトでは通常=干渉無しとなっています。)

テキストファイル

画像ファイルと比べて、いくつか項目が増えています。

  • (文字)サイズ
  • 表示速度
  • 自動スクロール/文字ごとに個別オブジェクト/オブジェクトの長さを自動調節
  • 文字/影・縁の色の設定
  • フォント・文字のエフェクト・寄せ方
  • 字間/行間/太字/イタリック
  • テキストボックス
  • (その他)詳細

表示速度:テキストの初めから順に文字を表示していく速度です。
デフォルトでは0で全て同時に表示しており、0.1より上では数字が大きくなるに連れ表示速度が早くなります。

自動スクロール:✓を入れるとテキストが左へ流れて消えていきます。

文字ごとに個別オブジェクト:テキストにアニメーション効果などを反映させた時にテキストで1つのオブジェクトとして変化するのか、文字ごとに変化するのかが切り替わります。

オブジェクトの長さを自動調節:テキストの表示速度に値を設定(0<表示速度)して、『オブジェクトの長さを自動調整』に✓を入れると、文字の長さに応じて自動でオブジェクトの長さが決定されます。

図形オブジェクト

新しい項目は以下の3つです。

  • 縦横比
  • ライン幅
  • 図形の種類

縦横比:図形のサイズは変更せずに縦or横の幅のみをパーセントで変更します。

ライン幅:デフォルトでは4000で設定されており、図形の外周からの線幅がどれだけかを指定します。数値を小さくすれば中が抜かれた形になります。

図形の種類:デフォルトでは背景/四角形/三角形/五角形/六角形/星型が選べます。
追加するには(ファイルからの選択)を選んで任意の画像を選択するか、AviUtlフォルダに「figure」フォルダを作って中に画像を入れます。

動画ファイル

追加項目は以下の4つです。

  • 再生位置
  • 再生速度
  • ループ再生
  • アルファチャンネルを読み込む

再生位置:動画素材の何フレーム目を開始地点とするかの設定です。

アルファチャンネルを読み込む:透明度付き動画を読み込む設定です。(あまり使わない)

音声ファイル

新しい項目は以下の2つです。

  • 左右
  • 動画ファイルと連携

左右:スピーカやイヤホンから聞こえる音の大きさに左右で差をつけます。

動画ファイルと連携:音声ファイルを動画ファイルと同期して動かします。

フレームバッファ

上にあるオブジェクトを1枚の画像として表示するオブジェクトです。
項目は基本的には他のオブジェクトと変わりません。

フレームバッファをクリア:フレームバッファより上にあるオブジェクトを非表示にします。

音声波形

音声ファイルに合わせて波形を表示するオブジェクトです。

  • 横幅/高さ
  • 音量
  • Type/設定
  • 編集全体の音声をもとにする。

横幅・高さ/音量:横幅と高さは波の形をその方向に大きく(小さく)し、音量は拾う音自体を増幅して波を大きくします。

Type/設定:波の種類や解像度を変えたり左右対称の波を表示する設定です。

シーン

シーン」とは、ある場面と同じものを何度でも呼び出せるようにする機能です。

シーン(映像)

青い方のオブジェクトはシーンの映像のみ一つの動画ファイルとして呼び出します。

赤いオブジェクトはシーンの音声のみを一つの音声ファイルとして呼び出します。

シーンの選択:呼び出すシーンの番号を選択します。

直前オブジェクト

直前オブジェクトはフレームバッファと似ていますが、フレームバッファが上のレイヤー全てをコピーするのに対して、直前オブジェクトは一つ上のオブジェクトをコピーします。

パーティクル出力

パーティクル出力は指定した図形や画像などのオブジェクトを連続で放出するように出力できるオブジェクトです。

  • 出力頻度/速度:出力されるパーティクルの数/速度を指定
  • 加速度
  • 出力方向
  • 拡散角度:放出する角度
  • 透過率 :透明度
  • 透過速度:消えていく速度(0で変化なし)
  • 拡大速度:大きさの変わる速度(0で変化なし)
  • 回転角 :オブジェクトの角度
  • 回転速度:オブジェクトの回る速さ(0で回転なし)
  • 重力  :下向きに引く強さ
  • 生存時間:出現してから消えるまでの時間
  • 出力方向の基準を移動方向にする
    オブジェクトを移動した時に、移動方向と逆にパーティクルを出力する
  • 移動範囲の座標からランダムに出力
    オブジェクトを移動した時に、移動の始点~終点の間の位置でランダムに出力する
  • 3Dランダム回転:3D方向にオブジェクトを回転させる
  • 終了点ですべて消えるように調節する
    オブジェクトの終了点でパーティクルがすべて消えるように出力時間を調節する

カスタムオブジェクト

カスタムオブジェクトはデフォルトで使える集中線やカウンターなどの他に、スクリプトで様々なカスタムオブジェクトを追加することで多種多様な表現をすることができます。

設定ダイアログ左下の「集中線」となっているところでカスタムオブジェクトの種類を変更できますが、種類によって設定項目が全く異なるのでそれぞれの解説は下記の記事で行っています。

制御系

メディアオブジェクトのメニューにはすでに説明したものの他に、以下のようなレイヤー全体に効果を与えたりする制御系のオブジェクトがあります。

  • 時間制御
  • グループ制御
  • カメラ制御
  • カメラ効果
  • シャドー(カメラ制御)
  • スクリプト(カメラ制御)
  • フィルタ効果の追加

特にカメラ制御などは他の動画編集ソフトで使えるものはあまりありません(例外:Adobe effect)が、使えると編集の幅が一気に広がります。


以上で”設定ダイアログでできることの紹介”は終了です!
お疲れさまでした。良き編集ライフを!

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