今回は画像やテキストなどのオブジェクトを丸くする「極座標変換」についての使い方を解説します。
初めに基本機能の「極座標変換」、その後にスクリプト「極座標変換T」について説明します。
極座標変換とは

極座標変換は画像などのオブジェクトを丸めて両端を合わせる効果です。


「極座標」とは高校数学あたりで習いますが、通常の座標系の「直交座標」とは異なる種類の座標系で、円座標や球座標などがあります。
今回紹介している極座標変換は基本的に直交座標を円座標に変換します。(カメラ制御を使用することで球座標にすることも可能です)
使い方
追加
テキスト等青色のオブジェクトを選択し、設定ダイアログの右上にあるを押します。

表示されるメニューの中に「極座標変換」があるので選択。

設定ダイアログに極座標変換の項目が追加されたらOKです。
中心幅と拡大率の違い

中心幅を大きくした場合、元の線の太さは変更されずに円が大きくなります。また拡大率を大きくした場合では線の太さを含めて元の形のまま画像自体が大きくなります。
回転と渦巻

「回転」はオブジェクト自体の角度を変える設定です。「渦巻」はオブジェクトをねじれさせて渦状にする設定です。
応用
直交座標(通常)と極座標を切り替える
このように直交座標と極座標を切り替える方法です。
これに関しては基本機能の極座標変換ではできないのでスクリプトを導入します。

ティム氏のスクリプト置き場から極座標変換+ぼかしミラーをダウンロード(右側のDLをクリック)し、インストールします。

アニメーション効果に追加された「極座標変換T」を選択すると設定ダイアログがこのようになります。
詳細な使い方はこちらをご覧ください。【AviUtl】 極座標変換 スクリプト(動画)
変換範囲

表示する範囲を指定します。変換範囲を小さくすると画像がはみ出すので、はみ出さずに変形させたい場合はサイズと縦横比を変更してください。
適用度
初めに載せた直交座標と極座標の切り替えはこの項目で行います。
逆変換
逆変換を0から1に変更すると、極座標変換とは逆向きの変換を行います。
テキスト

テキストに極座標変換をかけると、このようになります。
音声波形
通常は直線状の音声波形を丸くするのにも極座標変換を利用します。

以上で”極座標変換の使い方解説”は終了です!
お疲れさまでした。良き編集ライフを!
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