今回はオブジェクトとしてのグリッドや編集補助線のグリッドの使い方について解説します。
グリッドはオブジェクトとして使うだけでなく画面やタイムラインを整えるためにも非常に便利です。動画に統一感が弱かったり、要素を揃えるのに苦労している人はぜひグリッドを使ってみましょう!
グリッド線の追加
グリッドには出力時に表示されない補助的なものと、出力時に表示されるオブジェクトのものがあります。
以下のタイムラインとメインウィンドウのグリッドは補助のものとなっています。
タイムラインのグリッド

タイムラインは通常、表示するとこの様にレイヤーに沿った縦線が表示されるだけになっています。
このタイムラインでオブジェクトのタイミングを合わせるには少なからず感覚頼りになってしまいます。

そこで、タイムライン上で右クリックをすると表示されるメニューから、「グリッド(BPM)の表示」を選択するとタイムラインが下の画像のようになります。

ここで表示された縦線に沿ってオブジェクトを配置することで、毎回タイミングが合っているかの確認や○秒置きに表示するといった編集を容易に行うことができるようになります。
メインウィンドウのグリッド
XY軸の表示


タイムラインのメニューから「グリッド(XY軸)の表示」を選択すると、メインウィンドウにこのような薄いグリッド線が表示されます。
線の間隔は縦横100づつになっており、テキストの端揃えや絵の高さを揃えるなどの他に、移動をする距離や位置を決めやすくなったりと様々なメリットがあります。
ちなみにこのグリッド線は出力する動画には反映されません。
カメラ制御の表示(XZ平面)


グリッド(カメラ制御)の表示を選択し、タイムラインにメディアオブジェクト:カメラ制御を追加すると上の画像のように横と奥行き方向にグリッドが引かれます。


XY軸、カメラ制御のグリッドが表示されない場合は、その下にある「グリッドの設定」を開き、それぞれの表示間隔に適当な値を入れましょう。
またカメラ制御の場合、カメラ制御オブジェクトを選択した状態にしてメインウィンドウ上で右クリックしながらマウスを動かすと見えるようになるかもしれません。
※詳しくはカメラ制御についての記事で解説します。
オブジェクトのグリッド
ページの最初に載せた動くグリッドなどを作る方法について紹介します。

オブジェクトのグリッドの場合はここまでの解説とは異なり、画像のように「図形(四角)」をライン幅1~3程度に設定し、基本機能の「画像ループ」を適用することで好きなサイズのグリッド線を作ることができます。
後は作ったグリッドを拡大縮小させたり回転させたりすることでこのようなものを作ることができます。
他にもグリッドに極座標変換を使うとこんな感じのものが作れます。
いろんな応用が効くので、ぜひいろいろ試してみてください!

以上で”グリッドの作り方解説”は終了です!
お疲れさまでした。良き編集ライフを!
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