この記事はこちら↓で紹介したイージングスクリプトの「easing_obj@uf_easing」の使い方の説明になります。
未読の方はこちらを先に御覧ください。
この記事はUndoFish様のこちらの動画を参考に作成しています。(書いている内容はほぼ同じです)
区間別イージング
この設定の用途としては「easing_nomal」および「easing_interpolation」の設定ではできなかった、中間点ごとに使用するイージングの形を変えるということができます。
設定方法

使用したいオブジェクトファイルとカスタムオブジェクト「uf_easing」をタイムラインに追加します。

・uf_easingをイージングするオブジェクトファイルより上レイヤーに配置する。
・uf_easingを対象のオブジェクトと同じ長さにする。
この設定を忘れずに行ってください。


次にイージングするオブジェクトに移動方法として「easing_obj@uf_easing」を適用します。
設定(移動フレーム間隔)にはイージング番号ではなくuf_easing(カスタムオブジェクト)を配置してあるレイヤー番号を入力してください。

uf_easingに中間点で区切った区間の数だけアニメーション効果「option@uf_easing」を追加します。
(3区間あるならoption@uf_easingも3つ)

アニメーション効果を追加したら、それぞれの「E番号」に区間ごとのイージング番号を入力します。

このようなグラフが表示されたらOKです。
設定したE番号と同じ数字が表示されていると思います。
反発回数と反発強化

反発回数:1
反発強化:0

反発回数:3
反発強化:0

反発回数:3
反発強化:100
グラフが出ている状態でイージング番号38~41に設定すると、反発回数と反発強化の設定が反映されます。
反発強化は100で反発が通常の2倍の大きさになります。
前区間と結合


「前区間と結合」にチェックを入れるとその区間の前の中間点を無視することができ、例としてレイヤー3の設定がレイヤー4の設定のような挙動を示すようになります。
イージング微調整



「E番号」を設定することで、イージングの曲がり具合を調整できます。
微調整設定

イージング微調整の使い方は、E番号の後ろに3桁の適用率を追加します。
例)14番の0% →14000
14番の50% →14050
14番の150%→14150
このように足りない桁は0で埋める必要があります。
イージング合成



このように2種類のイージングを合成することができます。(使うのは難しそう)
合成設定

E番号に合成したい2つのイージング番号+適用率(3桁)の7桁を入力することで設定できます。
(左端の桁が0の場合は0が表示されません)
例)8番と9番の適用率50%→0809050
なお、適用率は2つ目のイージングの適用割合を示しています。
(100%なら2つ目と同じ形、0%なら1つ目と同じ形になる)
連結点

イージングをつなげる場合、切り替わりのタイミングで画像のように速度が急に変わることがあります。
これを解決するために「連結点」を使います。
連結点設定


連結点を設定する場合は、変化後のoptionを変更する必要があります。
仮に連結点を-50とした場合、1つ目のイージングが前半分で終わり、直接2つ目のイージングに入るようになります。
ちなみに左側に緑と青(と出てないけど赤)のバーがありますが、緑色の範囲でイージングが切り替わるように調整すると、(おそらく)なめらかに切り替えられるようです。
その他の設定項目
区間番号

グラフに表示される区間を指定します。
基準は2つ目のイージングで区間番号を3と入力した場合はグラフ右側が区間3を表示します。
0の場合はカーソルの位置に応じて自動で変化します。
XYZ


座標をイージング対象のパラメータにしている場合、グラフの縦軸に表示するパラメータを指定します。
※0=X、1=Y、2=Zで座標以外の場合は0のまま。
許容率

連結点での「滑らかとみなす許容率」の設定です。値が大きいほど、緑色の範囲が大きくなります。
グラフタイプ

連結点により変化するグラフの表示タイプを変更できます。
・0:引き伸ばし表示無し 時間・変化量の倍率無視
・1:引き伸ばし表示有り 時間・変化量の倍率無視
・2:引き伸ばし表示無し 時間・変化量の倍率考慮
・3:引き伸ばし表示有り 時間・変化量の倍率考慮
グラフ表示・補助表示・先頭優先結合

・グラフ表示:グラフを表示するかを選べます。
・補助表示:イージング番号や変化量などの情報を表示するか選べます。
・先頭優先結合:結合時、先頭の終了地を優先して使用するかを選べます。
E番号~前区間と結合(座標複数用)

通常はXYZ座標などへのイージングの設定は各座標ともに同じイージング番号が自動で設定されますが、ここに直接カンマ区切りで番号を入れると、座標別に異なる設定を適用できます。
ここまでeasing_objの使い方を解説しました。
本家様の動画ではより詳細に説明されているため、こちらも御覧ください。
【Aviutl】7年目にして今更だけど、イージングバグってたから更新した・後編【スクリプト配布】

以上で”easing_objの使い方解説”は終了です!
お疲れさまでした。良き編集ライフを!
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