カスタムオブジェクトを使ってみようー基本の種類と使い方を解説【AviUtl】

AviUtl
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この記事では動画編集において、表現の幅を大きく広げることができるカスタムオブジェクトについて解説します。

(↑例として、これはカスタムオブジェクトを2つ置いただけの画像です)

カスタムオブジェクトとは?

カスタムオブジェクトとは、AviUtlで標準的に使用できるメディアオブジェクトの1つです。

アニメーション効果のようにオブジェクトにエフェクトを追加するものではなく、カスタムオブジェクト自体に様々な効果が設定されており、単体で機能します。

カスタムオブジェクトの使い方

追加方法

カスタムオブジェクトを使うには、タイムラインで右クリック → メディアオブジェクト → カスタムオブジェクトの順に選択します。

初期状態では設定が「集中線」になっているため、その右側の▼をクリックして使いたいカスタムオブジェクトを選択しましょう。

※一番下にあるuf_easingは追加スクリプトなのでデフォルトでは入っていません。

設定

集中線の設定ダイアログ

周辺ボケ光量の設定ダイアログ

カスタムオブジェクトは設定項目がそれぞれ異なります。それぞれのオブジェクトから設定を変更することでカスタムオブジェクトの何が変化するかを試してみてください。

カスタムオブジェクトの種類(デフォルト)

カスタムオブジェクトはデフォルトで15種類あり、スクリプトの追加によって更にいろんな種類を増やすことができます。

今回はもともと導入されている15種類を紹介します。

集中線

集中線は漫画でよく見る強調手法です。設定で先の両や真ん中の円の大きさなどを変更できます。

拡大率を上げて、中心の位置をずらしたり移動させたりするという使い方もできます。

走査線

走査線は水平方向に複数の線が走る模様です。設定で線幅や太さ、線の数などを変更できます。

ライン幅を「ランダム移動」で変化させるのも面白いと思います。

カウンター

カウンターは表示されている時間に合わせて数字がカウントアップ/ダウンします。設定では初期値やカウント速度などを変更できます。

表示形式を変更すると桁数が変わったり時計に変更することもできます。

レンズフレア

レンズフレアはレンズ越しの太陽のような光を追加することができます。設定で「光芒」「虹輪」「光輪」を変形、移動することもできます。

流れる雲を表現できるオブジェクトです。方向や速度、濃さ傾きなどの設定ができます。

は初期状態では動画のように宇宙空間を進んでるような動きになります。星の数や奥行きなどの設定ができます。

は自分が奥へ進んでいくような動きなのに対し、雪は上から降ってくる動きをします。設定で雪の左右への振れを大きくすることもできます。

は縦方向に短い線が落ちていくエフェクトです。雨の量や降る方向などの変更ができます。

ランダム小物配置(カメラ制御)

ランダム小物配置は画面内に指定した形のオブジェクトを様々なサイズで多数配置します。
カメラ制御を使って拡張描画に変更すると、3次元方向にランダムに配置されます。

ライン(移動軌跡)

ラインはオブジェクトの移動の始点と終点を決めることで、矢印が始点から終点へ向かって動きます。
中間点を追加すると、複雑な形を作ることもできます。

扇形

扇形は円を指定した角度分だけ削除します。またこれを応用したスクリプトが「扇クリッピング」になります。

多角形

多角形は頂点の数を指定して好きな形を作ることができます。

周辺ボケ光量

周辺ボケ光量は円の外側をぼかすことができます。円の大きさやぼかし具合、光量などの変更ができます。
強調や回想シーンなどに使いやすいです。

フレア

フレアはレンズ越しでなく、直接太陽を見るような表現を作ることができます。

水面

水面は見たとおり流れる水面を作ることができます。



以上で”カスタムオブジェクトの解説”は終了です!
お疲れさまでした。良き編集ライフを!

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