モーショングラフィックスの第一歩!イージングの使い方【AviUtl】

AviUtl
この記事は約4分で読めます。

閲覧ありがとうございます。jan(@janchannel_blog)と申します。

この記事ではモーショングラフィックスの基本となるイージングの導入と使い方を解説します。

イージングとは?

AviUtlではオブジェクトの移動方法として、直線移動を始めデフォルトで10種類の移動が設定されています。

しかし基本の移動はどうも無機質的であったり、イメージした速度変化ができなかったりと使いづらいところが出てきまうので、その解決法として移動の加減速などを細かく設定できるイージングという機能を使います。

イージングスクリプトのインストール

イージングのスクリプトはいろんな方がそれぞれ公開されているため、複数種類あります。

その中でも今回はテンプレートから形を選ぶだけで使える、UndoFish様のトラックバー対応イージングスクリプト 2020版の使い方を解説します。

上記のリンクからニコニコ動画に飛んで、赤枠のURLからスクリプトをダウンロードしてください。
※2020年にスクリプトが更新されました。

AviUtlフォルダ内のscriptフォルダに新しくeasing(名前は自由)フォルダを作成し、その中にダウンロードしたファイルをすべて入れてください。

設定ダイアログの真ん中のラインのボタンを押した時にこのような項目が追加されていればインストール成功です。

追加されない場合

・ファイルの位置がAviUtl>script(>easing)の中にあるか確認してください。
・AviUtlが開いたままだった場合は一度再起動してください。

イージングの使い方

トラックバー対応イージングスクリプト 2020版には以下の3種類のイージング設定があります。

  • easing_normal(中間点ごとに同じイージング)
  • easing_interpolation(中間点関係なく全体にイージング)
  • easing_obj(中間点ごとに異なるイージング)

このうちeasing_nomalとeasing_interpolateについて説明します。
※easing_objについては複雑かつ設定項目も多いため、以下の記事で解説します。

共通の設定

イージングの選択

設定ダイアログの真ん中にあるX,Y,Z,・・・等のボタンを押すと画像のようなメニューが開きます。

その中に先程作ったフォルダの名前の項目があり、カーソルを合わせるとイージング3種類が選択できます。

なお中間点を使わない場合、上2つについては同じです。

イージングを選択し、もう一度真中のボタンを押すと、一番下に設定[1]と表示されるので、クリック。

すると移動フレーム間隔という設定項目が出てきます。

easing_nomalを選択後、Altキーを押しながらイージングを使用しているパラメータボタンをクリックすると、直接移動フレー間隔のウィンドウが表示されます。

移動フレーム間隔に上の画像から選んだイージングの番号を入力することで、そのイージングを使用することができます。
※この画像はダウンロードしたフォルダの中にあるeasing.pngを開くと見ることができます。

オブジェクトの移動

イージングが設定できたら次はオブジェクトの移動を設定します。

メインウィンドウ上で表示される始点と終点の□

設定ダイアログかメインウィンドウでオブジェクトの始点と終点を決めます。

設定ダイアログならボタンの右側の数値を変更。メインウィンドウなら始点と終点の□をドラッグすることで設定できます。

ここまで設定できたら再生してみましょう。選択したイージングと同じ動きをしていれば成功です!

nomalとinterpolateの違い

2つの違いは中間点を追加すると現れます。

nomalは中間点ごとに同じイージングを繰り返します。

interpolateでは中間点に関係なくオブジェクトの始めから終わりにかけてイージングを1回反映します。

それ以外の差は無いため、用途に合わせて選択してください。

イージングの動き一覧

以下に設定できるイージングの種類をすべて並べました。

使えそうなイージングを探してみてください。

上級者向け(ベジェ軌道)

UndoFish様のトラックバー対応イージングスクリプト 2020版で大半の動きはカバーできると思いますが、もっと自由にイージングを設定したいという場合はティム様のベジェ軌道Tやrikky様のマルチベジェ軌道を使用するのがおすすめです。


以上で”イージングのインストールと使い方の解説”は終了です!
お疲れさまでした。良き編集ライフを!

コメント

タイトルとURLをコピーしました